オール電化のメリット・デメリット

普及が進むオール電化住宅は今や常識!?

IHクッキングヒーターなどをビルトインした「オール電化住宅」が、クリーンで安全、使い勝手が良いなどの理由で普及しつつあります。21世紀に入ってから、住まいに必要なエネルギーすべてを電気でまかなう「オール電化住宅」が、かなりのスピードで普及しています。もともと電気は暮らしに欠かせないエネルギーですが、いままでガスや灯油などを熱源としてきた給湯・暖房・調理についても、電気エネルギーのみに絞った住まいがオール電化住宅です。

 

オール電化住宅の普及の背景としては、まず設備・機器の技術進歩が要因として挙げられます。特に給湯の面では、2001年に開発された「エコキュート」と呼ばれるCo2冷媒ヒートポンプ給湯システムが技術的に大きくレベルアップし、家庭での使用に十分な能力を持つようになりました。また、このシステムがコスト的にも一般住宅で採用できるレベルに落ち着いたことも要因でしょう。さらに社会的背景として大きいのは、地球規模での環境問題への対応です。従来のガス・灯油による給湯・暖房システムに比べて、省エネルギー性にすぐれ、Co2排出量が格段に少ないのがエコキュートの特徴です。2005年2月に発効した京都議定書に基づくC02排出削減目標の達成のためには、家庭分野でのCo2削減がキーポイントとなっていますが、その切り札としてエコキュートの普及が期待されています。政府による普及目標(2018年までに980万台を普及)も掲げられているほどで、設備採用に当たっての補助金制度も実施されています。

 

一方、ユーザーから見てメリットを一番実感できるのが、その利便性や使い勝手の良さが受けているIHクッキングヒーターです。この調理器具は炎を出さないので、安心・安全という面や室内空気環境を汚さないという点ですぐれ、かつ熱効率が良いのも特徴です。さらには、メンテナンスや掃除に手が掛からない点もユーザーからの評価が高く、とくに主婦層においてその注目が高まっています。このIHクッキングヒーターも技術革新が進み、高性能・多機能な機種が普及を後押ししている形です。暖房についても、通常のエアコンのほか、安い深夜電力を使った電気蓄熱式暖房機器や、多機能型エコキュートを利用する床暖房システムなど、電気を利用した暖房システムが次々に開発されています。住宅電化というと一昔前は光熱費が高くつくというのが常識でしたが、ここ数年の技術革新によって、ランニングコストはかえって低く抑えられるようになりました。初期費用(イニシャルコスト)は、まだオール電化仕様のほうが多少高くなりますが、トータルで見た光熱費は確実に低減化されるようになっています。このように、オール電化住宅のメリット、ならびにシステムの採用実績は年を追うごとに上昇し、さらには、太陽光発電システムを組み込んだ先進性豊かな住宅商品も数多く登場しています。

 

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