安全や構造がわかる!! 「構造図」

構造図は、伏図・軸組図・詳細図の3つがセットとなっています。基本設計が少し進んだ段階で地盤調査が行われます。その結果を確認して、基礎の種類を決めます。住宅で用いられる基礎は、大きく分けて「布基礎」と「ベタ基礎」に分けられています。最近では床下の断熱や防湿を兼ねる「ベタ基礎」が増えているようです。地盤が弱いときは、表層改良や鋼管杭打ちなどで補強します。

 

実施設計に入ると、平面図や矩計図などと同時に構造図による検討も始まります。構造図は、伏図一軸組図一詳細図がセットになっています。伏図には、基礎伏図一床伏図一小屋伏図などがあり、縮尺は1/100が一般的です。すべて建物の構造を上から見下ろした状態で、各部材の位置や寸法が示されます。伏図では主な部材の位置と寸法を確認しましよう。基礎伏図は、基礎の位置や形状を表す図面です。基礎の形状や小さな丸で表した虱≒カーボルドの位置を碩諳。左の実例に描かれた3本線の斜線はコンクリートを表す記号なので「べた基礎」であることがわかります。構造図には、ほかにも構造材の立面ともいうべき軸組図があります。軸組図は柱・間柱・筋かいの位置や入り方を特に確認します。

 

 

【伏図】

建物の構造を上から見下ろした状態で表す図

 

【軸組図】

柱・間柱・筋かいなど構造材を立面で表す図

 

 

様々な設計図【一戸建て住宅】

種類 内容 チェックポイント
仕様書 材料の素材やグレード、工法、特殊な工事など全体的な仕様を示す 具体的な設計の図面では書き切れない、材料や工法などのデータをまとめたものなので、内容が購入価格や建築費に見合っているか確認する
付近見取り図 案内図ともいう。建築予定地の場所を示した図。 所在地が正しく示されていればよいので、土地や建物に関する数値など細かいデータは記載されない。建築確認申請に必要な書類のーつ
配置図 つまり現地の地図のこと敷地全体の位置関係を示す。敷地の境界線や接する道路についても記載 建物と敷地の境界線が十分に離れていないと、そこを人が通り抜けられない。玄関ドアの開閉スペース、道路の境界線との距離もチェックしよう
平面図 広告に載っているような上から見た間取り図。各所の用途も示される その家の居住空間をすべて示した詳細な間取り図なので、玄関から廊下、リビング、キッチンやトイレなど室内全体をもれなく確認しておく
立面図 家の外観を四方から見た図。建物全体のイメージがわかる 建物全体の雰囲気を確認する。玄関のある面はその家の顔なので細かく見ること。各部分の高さや開口部の位置とデザインもチェックする
矩計図 家を垂直に切った「断面図」のうち、重要な箇所を拡大して詳説したもの 基礎の高さ、土台など構造部分の強度、補強用の金具の種類と使われ方、断熱や防湿の処理状況など。建物の構造をトータルで確認すること
伏図 断面図と反対に水平方向に切った図。床でなく構造部分の内容を示す 基礎伏図で床下の換気口やアンカーボルトの位置を、土台伏図と1階床伏図で各土台や床下の構造を、小屋伏図と屋根伏図で屋根関係をチェック
展開図 各部屋の四方の壁を示ち部屋の中央に立ってぐるりと見渡したような形 立面図で外観の四方を見るのと同じ要領で、内観の四方をチェック。出入口や窓、棚の位置とサイズ、壁のクロスの種類などを確認しよう
設備図 電気、水道、ガス、電話、エアコンなどの各設備と配線や配管を示した図 電気設備図でコンセントや照明、各スイッチの位置を確認。給排水設備図ではキッチンや浴室、トイレなど水回りの給排水と配管の状態を見ておく
面積図 敷地全体のほか、建物が建つ部分や各階の床など各部の面積を表示する それぞれの広さを見るだけでなく、建ぺい率と容積率の条件をクリアしているかどうかも調べること。業者任せにするのは危険
仕上表 外装と内装の仕上げに使う材料や使用状況を、使用箇所ごとにまとめた表 「どの部屋(場所)のどこに、どんな材料をどう使ったか」を確認。故意でなく発注ミスで予定外の材料になっている可能性もあるので注意しよう

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