厳しい商品開発競争!!【ハウスメーカー】

 

競合に勝つためには商品力が大きなカギを握ります。差別化のためのユーザーニーズにフィットした開発コンセプトのトレンドを追ってみましょう。優勝劣敗をかけた激しい競合が続く住宅市場の中で、住宅メーカーの「差別化商品」開発競争がよりシビアになっています。商品開発を含めた各社の業容を主要メーカー別に概観してみますが、まず、各社の差別化戦略の新たなトレントを商品開発の事例でピックアップしてみます。

 

 

多彩なコンセプトがつくる「新商品」

企業の顔であり利益の源泉である「商品」の開発面では、「環境」「高耐久性」「エネルギー」「バリアフリー」「健康」「IT対応」「防犯」などがキーワードに浮上しています。

 

◆環境

 

「環境」に関しては、地球規模の環境問題は多くの資源を使用し、それ自体がエネルギーの発生源ともなっている住宅の世界でも最大級のテーマとなっており、資源の有効活用、環境負荷の抑制、環境共生型生活スタイルの確立などが新たな開発テーマになってきました。

 

 

◆耐久性

 

「高耐久性」は、そうした資源問題ともからんで、スクラップアンドビルド型の住宅供給を変えようとする勣きです。「100年住宅」「ロングライフ住宅」などの呼び方も定着してきており、長期の使用に耐えられる構造体、間取り・内装・設備機器などをライフサイクルの変化に合わせて変えられる可変型とするスケルトン&インフィル方式の住宅も普及してきています。

 

 

◆エネルギー

 

「エネルギー」もまた地球環境問題と深くかかわるテーマですが、毎日消費するエネルギーコストを大幅に削減することは家計経済面でも大切な関心事です。住宅メーカーの中には「光熱費ゼロ住宅」を商品開発の最大のコンセプトにするところもあり、省エネをめぐる建材、設備仕様の開発競争もますます盛んになっています。

 

 

◆バリアフリー

 

「バリアフリー住宅」は健康な人にとっても使い勝手がいい住宅で、最近ではより広義の「ユニバーサル住宅」の開発も活発になっています。また、高齢社会を背景に、増大するニーズに対して供給が決定的に遅れている介護施設・福祉住宅、在宅介護への住宅メーカーの取り組みも目に付きます。

 

 

◆健康・防犯

 

「健康」「防犯」は、健康的で安全な暮らしを保障する器という住まいの原点に改めてスポットを当てたものであり、シックハウス症候群や都市部での犯罪の増加などの最近の社会的背景に対応したコンセプトです。中には警備会社とタイアップしたセキュリティーシステムをビルトインした商品もあります。「IT」に関しては、携帯電話による設備機器類の遠隔操作、留守番ロボットなどの先端技術を盛り込んだ住宅です。

 

 

競争が激化している時代、各社の商品開発レベルは格段に向上しており、住まい手にとっても魅力ある住宅がどんどんお目見えしているのは歓迎すべきことであり、住宅市場の活性化という意味からも一つの光明といえるでしょう。

 

 

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