ツーバイフォー協会が協力にバックアップ!!

多様な商品開発の時代 【ツーバイフォー】

ツーバイフォーのオープン化、オイルショック後の苦境を経て、企画で勝負する多様化の時代へと進んでいったのです。競合による成長という新たなステージが始まります。

 

ツーバイフォーのオープン化

第一次オイルショックの翌1974年7月、当時の建設省は「枠組壁工法技術基準」を告示しました。枠組壁工法とはアメリカやカナダなどで主流のツーバイフォー工法の日本での呼称であり、この工法による住宅は、それ以前から竹中工務店グループの日本ホームズなど国内住宅メーカーがモダンな洋風住宅として供給してきた実績がありました。ところが、この工法はプレハブ住宅(工業化住宅)と同じく一般的な工法としては認められておらず、建築基準法に基づく特認が必要とされていました。しかし、この告示により、一定の基準を満たせば伝統的な木造軸組工法(在来工法)と同様に特認なしで建設することができるようになりました。いわゆるオープン化です。

 

1976年9月には、同工法の啓蒙普及、技術開発の推進などを目的に社団法人日本ツーバイフォー建築協会が設立され、住宅工法の多様化の時代が始まりました。この間には、ツーバイフォー工法のナンバーワン企業となった三井ホームが創設(1974年10月)されており、同社の大胆な洋風の外観デザインが話題を呼び、住宅業界はデザイン競争の時代に突入しました。

 

 

健闘するツーバイフォー

オープン化から30年弱で新設住宅の7.8%まで成長しました。耐震・耐火性能、生産システムの合理性が評価され、さらにシェア向上が期待されています。ツーバイフォー工法は、北米では一戸建て住宅の主流を成しており、4~5階建ての中層共同住宅でも一般的な工法として普及しています。そのツーバイフォーエ法が「枠組壁工法」の名称で、日本でオープン化(一般的な工法として告示)されたのは1974年のことで、その歴史は30年余りになります。

 

主としてアメリカやカナダなどからの輸入木材を使用するツーバイフォー住宅は、耐震・耐火性、気密性に優れている特徴があり、洋風の多彩な外観デザインをアレンジすることなどで着実に供給戸数を伸ばしていきました。オープン化から10年後には2万戸ラインを突破、国土交通省の「住宅着工統計」で単独のジャンルに集計され始めた1988年には6万戸ラインを超えています。2016年度には13万戸を突破して、その躍進ぶりが目立っています。その背景には、1995年に発生した阪神淡路大震災の際に、同工法の住宅の被害がきわめて小さかったことなど、耐震・耐火性の良さが広く認識された経緯があります。三井ホームやセキスイハイム、三菱地所ホームなどは、きわめて高い耐震性が大きなウリとなっています。

 

工法のオープン化当時はシェアーゼロからのスタートでしたが、2015年度の新設着工住宅全体に占める比率は15.5%となり、いまや日本の住宅供給システムの一角を占める存在にまで成長しています。地方のビルダーや工務店でも、生産システムが合理的なツーバイフォー工法を採用しようという気運は年々高まっており、シェア20%、年間20万戸が具体的なターゲットに浮上しています。

 

 

ツーバイフォー工法の現場の進め方!!

現場での作業は徹底して省力化され、高い生産性がツーバイフォー工法の特徴です。2×4工法は基準部材の公称断面が2インチ×4インチであることから名づけられました。法律上の名称は枠組壁工法。枠をつくり、合板などの面材を張って壁をつくります。現場では基礎工事の後に、軸組構法と同様に土台の据え付けから始めます。次に1階床の枠組をつくり、面材を張り付けてパネル状に。この床面が壁枠組(壁体パネル)をつくる作業台になります。壁枠組を建て起こしていく順序も合理的で、外周壁から内壁、大きい壁から小さい壁と順序よく進みます。I階が完成したら2階も同様に組み立て、小屋組を完成させて構造体ができあがります。そして屋根工事や外部建具取り付け、天井下地、内壁の石膏ボード張り付けと続き、造作工事や内・外装を仕上げて完成。配線や配管はボードを張り付ける際に施工します。

 

この工法は、壁がバランスよく配置されているのが特徴です。構造部材の組み立てがすべて釘や金物で緊結され、別名釘打ち工法といわれるほど。現場の大工作業は徹底して省力化されるため現場の生産性が高く、工期は2~3ヵ月と他の工法と比べると短くできます。

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