注文住宅を建てる時、どこに頼めば良い?

家づくりvs

 

目次

 

 

「ハウスメーカー」vs「工務店」vs「設計事務所」

「家をつくりたい」そう考えたとき、どんな家づくりのパートナーが頭に浮かぶでしょうか? ひと昔前なら、大手ハウスメーカーか地域に密着した工務店に頼むのが一般的で、「人とは違う家」を志向するごく一部の人が、建築設計事務所を選んでいました。しかし、デザイン住宅への関心が高まるにつれて、それまでは敷居の高かった建築設計事務所も選択肢に加えられるようになり、さらにはクライアントと建築家を仲介する建築プロデュース会社なるものも登場しました。こうしたニーズの多様化を受けて、ハウスメーカーや工務店も、今まで以上にあらゆるスタイルの家を提供するようになってきています。

 

このように、住宅のサービスやデザインのバリエーションが増えることで、家づくりが安心で、より身近なものになったようにも見えますが、建築業界のお金の流れや役割分担は、依然として一般の人びとにはわかりにくいままです。むしろ、大小さまざまな規模の会社が存在するハウスメーカーや、フランチャイズ化が進む工務店、設備業者や建設業者が兼業している建築プロデュース会社など、業態の多様化が進んだことで、その不透明さは増してきているとも言えるのです。

 

 

 

 

「安心」が売りのハウスメーカー

ハウスメーカーの家づくり

テレビのCMでおなじみなのが大手ハウスメーカーです。新聞の折り込みチラシには、週末ごとに新商品やキャンペーンの告知が躍ります。住宅展示場に行けば、モデルハウスを通して、会社が売りとしている住宅商品の品質や工法、それぞれのブランドイメージがなんとなく伝わってくるでしょう。ハウスメーカーの住宅商品は、画一的にユニット化された建築、部材の組み合わせです。施工精度のムラも少ないため、雨漏りや水漏れなどのクレームやトラブルともほとんど無縁です。流通や施工がシステム化されていて、工期が短いことも特徴と言えるでしょう。また、アフターヶアも整備されており、住宅の瑕疵担保責任保険のほか、メーカー独自の長期保証を備えているところもあります。

 

 

ハウスメーカーに依頼する場合のメリットと注意点

ハウスメーカーとは一般的に、広範囲な営業網を持つ大手の住宅建築会社。部材の生産や施工の工場生産比率を高めてシステム化を図っています。土地探しや資金計画、アフターサービスまで家づくり全般にわたるサービス体制がメリットです。施工は地元の協力工務店などが担当するケースが多いため、工事をチェックする体制が確立していることが望まれます。

 

間取りのラフプランは営業マンがつくることが多いようです。その後、細部は設計担当者が加わりますが、ハウスメーカーで建てる家は基本的には規格化された工業製品の組み合わせのため、プランに多少の制約があることは否めません。敷地の大きさや形など、条件によっては建てられないこともあります。フリープランの場合でも、そのメーカーの構造・工法を前提としています。また、壁などの仕上げ材や建具は、ある程度決められた範囲から選ぶのが一般的です。ハウスメーカーの情報は比較的得やすいといえます。下の表に情報の活用ポイントをまとめましたので参考にしてください。

 

●ハウスメーカー選びの情報源

情報源 活用ポイント
住宅情報雑誌 商品情報や施工事例をチェックしましょう。施工事例には、写真の他に問取り図と、床面禎などの基礎データが掲載されていることが多いので、自分の家づくりの参考にしましよう。
モデルハウス 実際の生活を念頭におきながら.空間や使い勝手を体感しましよう。ただし、モデルハウスは広い敷地に最高のグレードで、理想的に建てられています。自分の予算や条件に合わせて冷静に判断してください。また、家具やカーテン、小物などがセンスよくコーディネイトされていて、ついつい目が行きがちですが、これは住宅の質とは無関係です。これらの装飾を除いた、住宅その物もチェックしてください。営業マンがさまざまな質問に応じてくれますので、警戒しすぎずに接してみましよう。このとき、営業マンの人柄や対応の姿勢もチェックしましよう。
カタログ 商品の詳細な情報をチェックします。特に、標準仕様の内容と、その場合の本体工事費は必ず確認しましょう。カタログにはモデルハウスの写真が使われる場合が多く、標準以外の仕様や設備が掲載されていることがあります。それが、どのグレードのどんな仕様かを十分理解するとともに、標準仕様の内容も把握しておく必要があります。
インターネット ハウスメーカーのホームページでは、会社情報や商品情報を調べることができます。最近では、家づくりのノウハウを掲載したり、Q&Aコーナーを開設するなど、各社工夫を凝らしたホームページが増えています。現場見学会やオープンハウス(内覧会)、セミナーの情報も掲載されていますので、上手に活用してください。個人の発信する情報には誤った情報も含まれる場合がありますので、慎重に判断してください。
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一社で済むのは大きなメリット

注文住宅をハウスメーカーに依頼する場合は、設計も施工も一社に任せます。設計事務所や施工業者をそれぞれ探さずに済みますし、複数の契約を結ぶ面倒がないのもメリットの一つです。メーカーによっては住宅ローン選びから相談できるところもあるので、信頼できるメーカーが見付かればスムーズなマイホーム取得が可能になるでしょう。

 

 

会社でなく営業マンが相手

営業マンが相手

具体的な家づくりの注意点は設計事務所に依頼した場合とほぽ同じですが、違うのは「付き合う相手は一人の営業マン」という点です。信頼できるメーカーとは、“信頼できる営業マンと言い換えてもさしつかえありません。

 

まずはそんな営業マンを選ぶことから始まりますが、一つのメーカーにそうそう正反対なタイプの営業マンはいませんから、最初に会ったとき「どうも違うな」と感じたら、会社自体を変更することも念頭に置いてください。信頼できる営業マンが見つかれば、家づくりは半分成功したようなものです。

 

 

営業マンの立場を理解しよう!!

営業マンとの付き合い方で注意したいのが、サラリーマンとしての立場を理解してあげるということです。たしかに営業マンは家づくりのパートナーですが、一人の建て主だけのパートナーではありません。自分には一生に一度の買い物でも、営業マンにとっては日常の業務であることをできる限り考慮してあげましょう。

 

 

営業マンと価格交渉はできる?

ある程度の決定権を営業マンに持たせているメーカーもあります。ただ、大事なのは価格より品質。大幅な値引きは品質低下の元です。逆に営業マンから値引きを持ちかけてきたときは、慎重な姿勢を取ってください。

 

営業マンとのやりとりで家の質が決まる!
営業襟鳥

 

●信用できるだけでなく相性の合う人を選ぶ

誠実で信用できる人を選ぶのは当然だが、人間同士の“相性のよさも無視できない

 

●忙しくてもできるだけ現場に同行してもらう

営業マンはいくつもの物件を抱えていて多忙なので、積極的に連絡を取ってつかまえたい

 

●やりとりした内容はすべて記録しておく

言った言わないの水かけ論にならないよう、打ち合わせや連絡事項は必ずメモすること

 

●信用できるだけでなく相性の合う人を選ぶ

誠実で信用できる人を選ぶのは当然だが、人間同士の“相性のよさも無視できない

 

●忙しくてもできるだけ現場に同行してもらう

営業マンはいくつもの物件を抱えていて多忙なので、積極的に連絡を取ってつかまえたい

 

●やりとりした内容はすべて記録しておく

言った言わないの水かけ論にならないよう、打ち合わせや連絡事項は必ずメモすること

 

●営業マンの立場にもある程度の理解を

家づくりのパートナーとはいえ、あくまでビジネスマン。無理難題を押し付けないように

 

 

 

 

工務店のメリットと注意点、選び方のポイントを知る

工務店の家づくり
工務店とは一般的に、営業網を比較的狭い地域に限定し、地元に密着した建築会社をいいます。規模は大小さまざまですが、社長と数名の大工、事務員という小規模経営の会社が大半を占めています。工務店は、設計から施工まで一貫して家づくりを依頼でき、小規模ならではの機動力と細かな対応がメリットえることが必要です。

 

地域密着型の工務店を支えるのは、地元の評判といっても過言ではありません。その地域で長年営業し、実績のある工務店ならひとまず信頼できるといえます。また、施工物件の見学、実際に住んでいる人の話を聞いてみるとよいでしょう。それでも不安な場合は、各都道府県の建築指導担当部署で、業務経歴や資本金を確認する方法もあります。工務店は、すべての工事をその会社が担当するのではありません。協力会社を取り仕切り、統率する力量重要です。

 

【工務店選びの情報源】

情報源 活用ポイント
地元の評判 近所で実際に建てられた住宅を訪ねて見学しましょう。住んでいる方は満足しているでしょうか。仕上げは丁寧に工事されているでしょうか。
工務店の雰囲気 気になる工務店が近くにあれば、実際に訪ねてみましょう。会社の雰囲気がわかりますし、社長や社員と話をすることで、会社の姿勢を知ることもできます。
パンフレット カタログでなくても、会社案内のパンフレットを用意している工務店は多くあります。これまでの業務経歴や保証体制などを確詔しましよう。
インターネット 工務店でも、インターネットに情報をのせるところが増えています。工事現場の声をマメに更新しているものなど、業務や社員の様子を知ることができます。

 

 

工務店は実直 だけど不器用?

住宅の規格化・量産化が大きな特徴となっている大手ハウスメーカーに対して、工務店では自由に工法や材料の組み合わせができることが大きな特徴です。細部にわたり施主の要望や希望を聞くことができ、複雑な形状や、狭い敷地でも建築できる対応力が大きな強みです。また、地域に密着した営業を行う会社が多いため、問い合わせへのレスポンスや竣工後のアフターケアも迅速と言えるでしょう。比較的小規模な会社が多いので、その分経費や余分なコストも圧縮され、大手のハウスメーカーよりも建築コストがかなり抑えられるという大きなメリットもあります。

 

一方、設計におけるデザイン提案やプラン提案、アフターケアを含めたサポートサービスなどは、個々の工務店の力量次第となっているのが実状です。ハウスメーカーなどは、各作業のセクションを分業化して専門性・組織力のアップを図っていますが、工務店はこれらすべてを自社でまかなっているため、得意分野に偏りが生じてしまうこともあります。

 

 

 

工務店は新しいモノ嫌い?

本来、工務店は施工が本業なので、工法や材料の組み合わせに制限のない「自由な家づくり」は得意とするところです。ですが、住宅のデザインはというと、多くの場合、後手にまわりがちです。変形地でも工事を任せられる安心感がある反面、プランニングは外観、間取りとも、変化に乏しい保守的なプランになりがちです。また、デザイン性よりも、仕入れのコストや流通の都合を優先して、使い慣れた素材や設備を使い続けるので、さらにデザインの質を落とす傾向も見られます。建築家であれば、一見して既製品とわかるユニットバスなどは極力避けたがるものですが、工務店の場合は、「安く仕入れられる」といったことを最優先に、何の抵抗もなく取り入れてしまう傾向があるのです。

 

クライアントの要望と、工務店の都合をすり合わせるのには時間がかかりますし、価値観の共有も難しいので、家づくりが必要以上に難航するおそれがあります。そもそもライフスタイルに合ったデザイン性の高い住まいをつくるためには、設計の提案力や時代性をキャッチするセンスが必要です。しかし、小規模経営の多い工務店では、本業以外に割ける力は限られているのが現実なのです。

 

 

新たに増えつつある「デザインエ務店」とは?

サービスサポートの体制や、デザインの技量といった、従来の工務店の弱点をカバーすべく、最近増えているのが、社内、もしくは提携した建築家が設計にあたる「デザインエ務店」です。工務店の施工力にデザインカが加わり、ハウスメーカーよりも自由度の高い家づくりができる存在として、注目されています。地場密着型の小規模な会社が多く、名前も、「○○工務店」といった堅苦しいものではなく、横文字でモダンな、一見工務店とは思えないネーミングが用いられます。

 

建築家と職人が一体になったデザイン工務店は、まさに家づくりの理想のパートナーのように見えますが、気をつけなければならない点があります。本来、工務店は施工が本業で、その目的は、工事の利益の追求にあります。家づくりでは最初に大方のコストが決まってしまうので、凝った設計をするほど工事は複雑になり、利益は削られてしまします。デザインエ務店では、設計を担当する建築家が、クライアントの要望をいろいろと聞いてくれますが、このように構造を複雑にしないという前提があると、羽を伸ばして設計にあたることができません。施主がいくら熱心に要望を伝えようと、デザインにあらかじめ制約がかかっているのです。

 

また、工事を効率よく合理化させてコストを落とすために、特定の工法でしか建てられない場合もあります。同じ部材を大量に仕入れ、同じ工法で建てることで、大幅なコストダウンを図っているのです。こんな事情が、大きなリビングをつくれない、窓の場所などが制限されるなど、住宅のデザインに影響を及ぼすことになります。規格化されたハウスメーカーの住宅ほどではありませんが、家づくりの自由度はかなり低くなってしまうのです。

 

 

さまざまな営業スタイルで生き残りを図る

昨今の住宅着工数減少の状況下では、工務店も昔ながらの実直な家づくりだけではやっていけず、上記したようなデザインエ務店の他にも、営業スタイルを多様化させて生き残りを図っているのが実状です。たとえば、自然素材や健康志向、エコ住宅や断熱性能、耐震性能などの得意分野に特化した家づくりもその一例です。

 

また、特定の施工法や建材、住宅設備システム、住宅商品シリーズとフランチャイズ契約を結ぶことで、新たな付加価値を模索している工務店もあります。ここで注意したいのは、工務店がフランチャイズ契約をしている工法や仕様がデザインに及ぼす制限です。もしあなたが「耐震性を重視したい」「○○省エネ設備を導入したい」など、住宅に対する明確な希望をもっていれば、それらの特色をもった工務店を選べばよいでしょう。しかし、特に執着もないのにこうした工務店に依頼してしまうと、特定の工法が、自由設計の障害になる上に、コストも上積みされてしまうことを頭に入れておきましょう。

 

 

確認しておきたい、工務店の保証

確認しておきたいのが、工務店の経営体力や保証システムです。中には多くの社員を擁して、ハウスメーカーのような経営と仕組みをとっている会社もありますが、ほとんどの工務店は、社長自らが現場監督を行うような小規模経営です。住宅の建築中に工務店が倒産してしまった、という最悪の事態を招かないためにも、クライアント側は、契約の前に工務店の倒産リスクや保証の整備を見極めておく必要があります。その際、施工者に義務づけられた竣工後10年間の「瑕疵担保保険制度」の遵守はもちろん、倒産リスクを回避する「完成保証制度」へ加入しているかも、経営を見極める手がかりになります。

 

 

設計事務所に頼むと割高になるって本当?

設計事務所と建築士
大手ハウスメーカーの住宅は、使っている壁の材料や家の形で「あ、○○ハウス」とわかります。誰が建てても同じ顔の家が建つ。これが無個性で嫌だという人もいるでしょう。このように、大量生産されるハウスメーカーに比べると、建築設計事務所の住宅は建築家が物件ごとに部材や仕様を変えるので、一つひとつが個性的です。その一方、「標準仕様」がなく、工法や建材の仕入れ先が毎回変わったり、部材を特注でつくることもあります。こうしたチャレンジが、コストを跳ね上げてしまうのです。デザインだけではなく、コスト管理の能力も建築家の技量であることを忘れないで下さい。

 

意外に少ない設計事務所の着工数

実際の設計事務所は、皆さんが考えているより小規模かもしれません。いわゆる「アトリエ系」といわれる事務所ですと、一級建築士の資格をもった先生に、若い助手が数人。よく雑誌に顔を出しているような事務所でもこのくらいの規模が一般的で、お金を使って事務所の宣伝をすることもありません。大抵の場合、独創的な住宅をつくって雑誌などで発表し、仕事が来るのを待つ、いわゆる士業です。クライアントを喜ばせたいという営業的な感覚がなく、ただ自分のつくりたいものをつくる、という建築家もいます。また、事務所規模が小さいため、年間で設計できる住宅の数はひと桁です。数は住宅の質に影響しませんが、ここで心配になるのは建築家と工務店との関係です。やはり着工数が多いほど、設計者と工務店の信頼関係が築けますし、コストに対しての融通もきくようになるでしょう。逆に年間に数軒の着工では、工務店との見積りのやりとりにおいて、値下げ交渉などができる程の関係が果たして築けているのか、疑問です。これは、直接クライアントにはね返ってくる問題です。

 

また、見積書はクライアントにわかりにくいため、建築家の聖域でもあります。建築家のこだわり次第で、知らず知らずのうちに見積り額は上がります。クライアントに断りもなく、目に見えない部分にまで高級タイルが貼られていたというケースもありました。現場での経験が少ない建築家は、いきあたりばったりに仕様を変更してしまうことも多く、追加工事の費用がかさむこともあります。格好いい家ができて嫌がる人はいないと思いますが、「自分の作品をつくる」という建築家自身のこだわりの実現のために予算を使われているとしたら、あなたはどう思いますか?

 

 

 

設計事務所・建築士の探し方と選び方

機能やデザインにこだわった家を建てたいときは、設計事務所や建築士に頼むのが一番でしょう。ここからは、事務所探しや建築士選びのヒントをいくつか挙げてみます。

 

雑誌やサイトをあたる

まずはマイホーム関連の出版物をチェックしましょう。取材記事で登場する有名な建築士への依頼は難しくても、設計の考え方の参考になります。また、ほかのページには地元に近い設計事務所が広告を出しているかもしれません。情報収集の基本として、やはりインターネットも重宝します。設計事務所自身のサイトがあれば得意分野や過去の実績、料金の目安などがわかりますし、なかには住宅建築の基礎知識を紹介しているサイトもあります。

 

また、家や最寄り駅、勤め先の近所で歩いて探してみるのも手です。設計は少なからずセンスが問われる仕事なので、事務所の建物が素敵だったから依頼した、というのも案外的外れではありません。

 

建築士の得意分野を知る

個人で事務所を構えている建築士はほとんどが一級建築士ですが、人によつて得手不得手があります。木造住宅のエキスパートに鉄筋コンクリート造の家を頼むのは不安ですし、過去に手がけた家が極端に少ないのも心配。その建築士がどんな家を得意としているのかは重要なポイントです。

 

人としての相性も大切

建築士の人間性も無視できません。いくら設計力があっても、打ち合わせのたびに偉そうな態度を取られては不快感が募ります。「理山はわからないけれど、なんとなくウマが合わない…」という印象を受ける建築士も避けたほうが無難です。

 

 

設計事務所の探し方
住宅雑誌などで探す 優秀な設計士が紹介されていたり、設計事務所が広告を出していたりする。中の記事も参考になるので一石二鳥でもあ
インターネットで探す 最近ではサイトを持っている設計事務所も多い。マイホーム関連のコンサルティング会社が建築士を紹介していることも
地元を歩いて探す 必ずしも住みたい街の設計事務所に依頼すべきというわけではないが、地域の特性に明るいのはメリットといえる

 

こんな建築士を探そう!

【得意な建築分野が一致している】

自分たちが希望する家のイメージが、過去に手がけた家に近ければ成功する可能性が高い

 

【事務的な連絡にもれがなく速い】

不在がちで連絡が取れにくい、連絡内容にもれやミスが多い、といった建築士は避ける

 

【こちら側の意見を踏まえて話をする】

優れた建築士は、住宅の素人であるこちら側の意見を無視せず、汲み取って話を進める

 

【その人の雰囲気に違和感がない】

長い付き合いになる相手なので、「何となく好感が持てる」という印象も意外に大切だ

 

 

大変だけど楽しい設計の進め方

注文住宅を建てる場合の設計作業は、どのように行われるのでしょうか。設計事務所・建築家に依頼した場合を例に、設計プロセスの内容を見てみましょう。

 

もっとも重要な打ち合わせ

事務所の方針にもよりますが、一般的には契約の前に大まかな打ち合わせをします。建築士もいろいろと提案してくれると思いますが、あくまで自分たちが建てる家ですから、何のイメージもなく打ち合わせに臨むのは失礼です。事前に家の機能やデザイン、予算などを可能な限り検討しておきましょう。その結果、「この人にお願いしたい」と思ったら、「設計・工事監理契約」を結んで正式に依頼となります。

 

プランニングと基本設計

設計に必要な具体的な要素を固める作業が「プランニング」です。 10年後20年後の姿も見越しながら、「自分たちにふさわしいのはどんな家か」を形にしていきます。2~3ヵ月はかかる作業なので、少々遅れた場合も考えて期間には余裕を持たせましょう。プランニングがまとまったら、「基本設計」として基礎的な図面に起こされますから、構造や機能、予算などが希望通りかどうか確認します。まだ最終確認ではないものの、一つの案と簡単に考えないこと。不測の事態がない限りは基本設計通りに進みます。

 

実施設計で家の姿が確定

基本設計を最終的な図面にまとめたものが「実施設計」です。地方自治体や指定検査機関に提出して確認巾請をしつつ、いくつかの施工業者にも渡して見積もりを出してもらいます。施工業者は建築士側から紹介されることが多いですが、もちろん自分たちで探しても構いません。

 


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